こんにちは。現在フロントエンドエンジニアへ転向中の神谷(@fuzzy31u)です。 このブログに登場するのは2回目。前回執筆時はAndroid開発をやっていたんですねー。
…あれから3年。 大学院修士課程修了、結婚、出産、産休/育休と怒涛の日々を経て、現在はAWA株式会社でサーバでもフロントでもjsを書く毎日を送っています。
そんな育休明け半年の私が再びエンジニアブログを執筆することになりましたので、今回はママエンジニアとしてどういったワークライフを送っているのかをテーマに筆を執らせていただきます。
ワークスタイル
リモートワーク
AWAでのワークスタイルはとても柔軟です。
子どもが風邪で保育園をお休みしないといけない時や、予防接種などで小一時間抜けなければならない時には在宅勤務が可能です。
こちらは夕会風景です。
Slackで/room
と打つだけでビデオミーティングが開始できるRoomや/hangout
のGoogle Hangoutで行います。
もともと福岡に開発陣がいることもあり、AWAでは席にいても基本Slackで会話をする文化が定着しています。
場所を問わず働けることはママエンジニアとしては大きなアドバンテージではないでしょうか。
TDD(定時-Driven-Development)
最も産前と変わったことはこれ。
いわゆる定時ダッシュを基本とし、日々19時には一区切りつけることを意識して開発をしています。
"19時以降は作業できない”ので業務中はかなりの集中力を必要とします。基本的には精神とテクの部屋に篭り、メールやチャットも連絡事項以外は見ていません。
これはママにもエンジニアにも限った話ではないですが、定時駆動開発はとても健全で仕事のパフォーマンスも上がり、良いサイクルを実現できています。
メールやチャットは通勤中
前述の通り、コアタイムは開発にコミットしているので、メールチェックや実業務に関係するチャネル以外は業務時間外に回します。 それゆえ業務中に溜まったSlackのタイムラインを追いかけながら帰宅するのが日課です。
キャリアチェンジについて
復帰にあたって心配なことが一つありました。サーバサイドエンジニアとしてサービスを運用をしていく以上、休日夜間問わず、緊急対応はつきものです。仕事と子育てを両立する上で、子どもが高熱の時に対応もできず、自分の首を締めるようなことだけは避けたいと思っていました。
またもともと目に見える画面の開発をしたいという想いは入社当初からあったこともあり、復帰のタイミングでフロントエンドエンジニアへ転身しました。
もちろんフロントエンド開発に緊急対応がないわけではないですが、バックエンドのそれと比べ致命的なシーンは少ないです。
このようにライフステージに応じてキャリアチェンジを行うことで、環境を変えていくこともママには必要だと考えています。
仕事内容について
そんな私がAWAで携わっているのは「レーベル様向けダッシュボード」の開発です。
AWAというと対ユーザ向けアプリのイメージが強いですが、その裏には実際に楽曲を提供してくれているレーベルさんたちがいてサービスが成り立っています。
このツールは再生数や視聴者数、再生数ランキングの統計や速報値をグラフィカルにレーベル様へフィードバックすることで、楽曲提供の側面からもAWAに価値を見出してもらうことを目指しています。
こちらは簡単なシステム構成要素です。本稿では深くは触れませんが、Google BigQueryから大量のログデータを取得し最終的にグラフとして表示するので、ここの処理をいかに最適化するかがアプリケーションのパフォーマンスの肝となります。
AWAチームはユーザ向けプロダクトに携わっているメンバーがほとんどなので、1人異色な開発を行っていると言えます。
しかし初めての技術領域にも関わらず、フロントからインフラ(オーケストレーションツールによるEC2インスタンス、AMIの構築、ミドルウェアの設定変更など)まで触ることができる上に、主席エンジニアの名村に直接レビューをしてもらえるというありがたい環境ですので、惜しみなくスキルアップに精を出しています。
ライフスタイル
リフレッシュの時間を意識的に設ける
例えばランチは基本的に外で美味しいものを食べるようにしています。
朝から子どもを追いかけ回して保育園へ送った後、20分かけて通勤、午前の開発と、走り続けてやっと訪れる休息なのでランチの時間は重要です。授乳中のため家ではあまり飲めない濃い目のコーヒーを必ず飲み、リフレッシュの時間を意識的に設けています。
また月に1,2回は飲み会にも参加し、大好きなお酒も嗜んでチャージします。
充実したワークライフを送るためにはメリーとハリーが重要です。
家では子どもとの時間を大事にする
至極当たり前のような話ですが。
仕事を定時で切り上げたとしても平日夜に子どもと過ごせる時間は3,4時間。 (一緒に過ごすというよりはお風呂や寝かしつけによる戦争ですが…)
時間はどうしても短くなってしまう分、家では極力スマホをいじらず一緒に過ごす時間の濃さに重きをおくようにしています。
時間は有限ですのでチェックするSNSの数も絞りました。
まとめ
ポイントとしてはこんな感じでしょうか。
- 自分の首を締めるような働き方はしない
- 子どもと接する時は子どもとの時間に集中し、濃密な時間を過ごす
- ワーク/ライフだけでなく自分の時間も大切にする
フルタイムで仕事を続けつつ子育ても楽しむためには多少はわがまま言ってもいいと思います。 そしてライフステージにあわせて自らの手で環境を変えていくことも、仕事と子育てを両立する上では重要です。
あんまり気負わず、ちゃんと睡眠時間も確保し、仕事でも子育てでも最高のパフォーマンスを出すことが充実したワークライフを送る上では一番大事。そう私は考えています。
柔軟なワークスタイルを選択できるエンジニアは、子育てしながらでも仕事を続けやすい職業のひとつなのではないでしょうか。