皆様はじめまして。
アメーバ経営本部で開発支援を行っている織田と申します。
今回、Ameba事業本部で執り行っている社内勉強会「Skill U Friday」についてご紹介さし上げます。
アメーバでは、社内外のノウハウや最新動向を持ち寄り部門や職能を越えて勉強会を定期開催しています。
現在アメーバには様々な部門があり、
それぞれの部門のプロジェクトに配属された開発者の数も1,000人※1を超えています。
Skill U Friday は、アメーバ全体の技術・品質の向上と
開発に携わる社員1人1人のスキルアップの一助となる機会のうちの1つとなります。
昨年の夏より取り組み、2013年5月時点で計40回を越えました。
これら過去に行われた勉強会は、資料と映像を記録し
新たに配属された社員や、当日参加できなかった社員でも
参照できるようにしております。
今この記事をご覧の方で将来サイバーエージェントで働く機会がありましたらご覧ください。
さて、Skill U Friday とはどのようなものか、具体的にご案内致します。
※1・・・正社員、契約社員、派遣社員、業務パートナーを含む
■概要
基本的に金曜日※2 に開催する部内の情報共有会、勉強会です。
対象範囲はアメーバ事業本部に所属しているメンバーと関連する部門またはグループ会社に所属する参加希望者で、
普段、開発やメンテナンスで多忙な開発者が、この機会では部門承認で参加できるという機会です。
形式やジャンルは一切問わず、自身の専門分野以外をテーマとする勉強会でも自由に参加することができます。
・講義形式
・ワークショップ形式
・ハンズオン形式
など形式は様々です。
また、勉強会開催時に参加対象者は指定しますが
ライブ配信を社内限定で行っており、
終了後、録画版も配信しています。
そのため、希望者はいつでも映像を見ながら参加することが可能です。
※2・・・状況に応じて開催日程を調整しています。
■方針
勉強会の主催は、部門推薦による登壇や立候補による登壇が基本ですが、
部門全体の経営方針に則り、最適な技術・知識の方向性を選定し
その分野で実績がある、または精通していることを前提としています。
テーマの選定、方向性は
アメーバ内外の動向を探り、
・今後必要となるであろう新規分野
・現在必要とされる分野
・見直しが必要な分野
に分けて優先度を決めて決定しており、
これらの決定に際して、技術の統括部門と協議し
決定する機会もあります。
また、テックレポート※3 をはじめとする
サイバーエージェント発のあらゆる情報発信と連携を深め
より高品質な技術・品質の向上につとめ
サービスに還元できるナレッジ・ノウハウという企業の資産の組織化を運用方針の主軸としています。
※3・・・http://ameblo.jp/cair/theme2-10054625217.html
■目的
Skill U Friday は、その運用にあたって
より高く、安定した技術でサービスを多く提供できるよう「知識創造企業※4」としてAmeba全体の知識や技術力を組織化し、暗黙知と形式知のスパイラルを形成することを目的としています。
SECI モデルをベースに知識を体系化し、それぞれの「場」を提供し
現場の声、経営の方針から各テーマの知が現在どの位置にあるかを把握し、今後の方向性を定めて各テーマ毎にマネジメントしていく形です。
勉強会の開催にあたって、開催条件や形式を絞らずに行っているのは
テーマによって、形式知化すべきか暗黙知化すべきかのフェーズをはかり、最適な形で場を提供するためでもあります。
また、Ameba全体という範囲を対象として開催している背景には、
技術指向や技術レベルの分散を防ぎ、社内連携を強める意図があります。
前述の通り、Amebaには1,000人超の開発者が所属していますが、
Amebaはには大きく4つの分野に分かれた部門があり、その部門の中に各事業部が分かれ、プロジェクトがそこに所属する形で
開発者が事業に携わっています。
よって、1つのプロジェクトに所属する同じ職能のメンバーは1人~5人くらいといったケースが発生します。
各事業部や部門に共有体制やサポート体制があり、それぞれが機能していますが
Ameba全体の方向性や体制を整え、技術戦略を立てるとなると
文化として、Ameba全体で職能同士の繋がりや情報共有体制を整えておく必要性があります。
予め想定されるプロジェクト別の技術力の格差や、方向性の分散といったリスクを防いだ状態で、
目的を果たす事が重要であると考えます。
■事例
Skill U Friday では、幅広いジャンルを取り扱っております。
これまで、インフラからUI・UX、プロジェクトマネジメントや統計にいたるまで様々な形式で開催されております。
ここではその一部をご紹介さし上げます。
【インフラ・DB】
・NoSQL Conference FeedBack
・Introduction to Cassandra
・Ceph the future of strage
・オープンソースRDBMS勉強会(MySQL/PostgreSQL/MariaDB)
【テスト・自動化・開発環境】
・JMeter を使った性能検証の講習会
・Chromeデベロッパーツールでパフォーマンス改善
・Git講座(入門・基礎・応用)
・Java用IDE IntelliJ IDEA FB会
・Chrome DevTools.next
・Jenkins導入から自動ビルド&自動配布までの設定方法について
・Node.jsのテスティング
【ミドルウェア】
・PHPプロジェクトのノウハウ共有
・Scala入門・ノウハウ共有
・レコメンドエンジン入門
【フロントエンド】
・Frontrend シリーズ※4 社内講演
・オフラインWebアプリケーションのつくりかた
・Backbone.js入門講座
・Require.js を利用した AMD の実践とハンズオン
・Zepto ≒ jQuery
・2013年 html5 の api 動向について
・「Klepto」を使ったJavaScript開発手法の紹介
【UI/デザイン設計】
・運用から見たUI改修(Ameba社内事例)
・ユーザーを引き込むUIデザイン考
【統計/データマイニング】
・単純パーセプトロンって何?~線型識別器の基本のき~
・今日からあなたもアナリスト!~Rで学んで実践するデータマイニング~
・Cyberagent マーケティング&アナリティクス勉強会※5 シリーズ
など他にも様々な勉強会が開催されております。
※4・・・http://frontrend.github.io/
※5・・・http://ameblo.jp/ca-marketing/
現在では、さらにターゲットの差別化を行い
コンテンツの最適化を進めて計画しています。
■今後
参加した社員より、
・部門を越えた同じ職能の社員同士で情報交換ができる機会である
・後日復習できる環境があるのでペースに併せられる
・プロジェクトの事例を知る事ができて刺激がある
などの声もあり
今後も Skill U Friday を拡充し、
より高品質なサービスを生み出せる環境を築いて参ります。
アメーバ経営本部で開発支援を行っている織田と申します。
今回、Ameba事業本部で執り行っている社内勉強会「Skill U Friday」についてご紹介さし上げます。
アメーバでは、社内外のノウハウや最新動向を持ち寄り部門や職能を越えて勉強会を定期開催しています。
現在アメーバには様々な部門があり、
それぞれの部門のプロジェクトに配属された開発者の数も1,000人※1を超えています。
Skill U Friday は、アメーバ全体の技術・品質の向上と
開発に携わる社員1人1人のスキルアップの一助となる機会のうちの1つとなります。
昨年の夏より取り組み、2013年5月時点で計40回を越えました。
これら過去に行われた勉強会は、資料と映像を記録し
新たに配属された社員や、当日参加できなかった社員でも
参照できるようにしております。
今この記事をご覧の方で将来サイバーエージェントで働く機会がありましたらご覧ください。
さて、Skill U Friday とはどのようなものか、具体的にご案内致します。
※1・・・正社員、契約社員、派遣社員、業務パートナーを含む
■概要
基本的に金曜日※2 に開催する部内の情報共有会、勉強会です。
対象範囲はアメーバ事業本部に所属しているメンバーと関連する部門またはグループ会社に所属する参加希望者で、
普段、開発やメンテナンスで多忙な開発者が、この機会では部門承認で参加できるという機会です。
形式やジャンルは一切問わず、自身の専門分野以外をテーマとする勉強会でも自由に参加することができます。
・講義形式
・ワークショップ形式
・ハンズオン形式
など形式は様々です。
また、勉強会開催時に参加対象者は指定しますが
ライブ配信を社内限定で行っており、
終了後、録画版も配信しています。
そのため、希望者はいつでも映像を見ながら参加することが可能です。
※2・・・状況に応じて開催日程を調整しています。
■方針
勉強会の主催は、部門推薦による登壇や立候補による登壇が基本ですが、
部門全体の経営方針に則り、最適な技術・知識の方向性を選定し
その分野で実績がある、または精通していることを前提としています。
テーマの選定、方向性は
アメーバ内外の動向を探り、
・今後必要となるであろう新規分野
・現在必要とされる分野
・見直しが必要な分野
に分けて優先度を決めて決定しており、
これらの決定に際して、技術の統括部門と協議し
決定する機会もあります。
また、テックレポート※3 をはじめとする
サイバーエージェント発のあらゆる情報発信と連携を深め
より高品質な技術・品質の向上につとめ
サービスに還元できるナレッジ・ノウハウという企業の資産の組織化を運用方針の主軸としています。
※3・・・http://ameblo.jp/cair/theme2-10054625217.html
■目的
Skill U Friday は、その運用にあたって
より高く、安定した技術でサービスを多く提供できるよう「知識創造企業※4」としてAmeba全体の知識や技術力を組織化し、暗黙知と形式知のスパイラルを形成することを目的としています。
SECI モデルをベースに知識を体系化し、それぞれの「場」を提供し
現場の声、経営の方針から各テーマの知が現在どの位置にあるかを把握し、今後の方向性を定めて各テーマ毎にマネジメントしていく形です。
勉強会の開催にあたって、開催条件や形式を絞らずに行っているのは
テーマによって、形式知化すべきか暗黙知化すべきかのフェーズをはかり、最適な形で場を提供するためでもあります。
また、Ameba全体という範囲を対象として開催している背景には、
技術指向や技術レベルの分散を防ぎ、社内連携を強める意図があります。
前述の通り、Amebaには1,000人超の開発者が所属していますが、
Amebaはには大きく4つの分野に分かれた部門があり、その部門の中に各事業部が分かれ、プロジェクトがそこに所属する形で
開発者が事業に携わっています。
よって、1つのプロジェクトに所属する同じ職能のメンバーは1人~5人くらいといったケースが発生します。
各事業部や部門に共有体制やサポート体制があり、それぞれが機能していますが
Ameba全体の方向性や体制を整え、技術戦略を立てるとなると
文化として、Ameba全体で職能同士の繋がりや情報共有体制を整えておく必要性があります。
予め想定されるプロジェクト別の技術力の格差や、方向性の分散といったリスクを防いだ状態で、
目的を果たす事が重要であると考えます。
■事例
Skill U Friday では、幅広いジャンルを取り扱っております。
これまで、インフラからUI・UX、プロジェクトマネジメントや統計にいたるまで様々な形式で開催されております。
ここではその一部をご紹介さし上げます。
【インフラ・DB】
・NoSQL Conference FeedBack
・Introduction to Cassandra
・Ceph the future of strage
・オープンソースRDBMS勉強会(MySQL/PostgreSQL/MariaDB)
【テスト・自動化・開発環境】
・JMeter を使った性能検証の講習会
・Chromeデベロッパーツールでパフォーマンス改善
・Git講座(入門・基礎・応用)
・Java用IDE IntelliJ IDEA FB会
・Chrome DevTools.next
・Jenkins導入から自動ビルド&自動配布までの設定方法について
・Node.jsのテスティング
【ミドルウェア】
・PHPプロジェクトのノウハウ共有
・Scala入門・ノウハウ共有
・レコメンドエンジン入門
【フロントエンド】
・Frontrend シリーズ※4 社内講演
・オフラインWebアプリケーションのつくりかた
・Backbone.js入門講座
・Require.js を利用した AMD の実践とハンズオン
・Zepto ≒ jQuery
・2013年 html5 の api 動向について
・「Klepto」を使ったJavaScript開発手法の紹介
【UI/デザイン設計】
・運用から見たUI改修(Ameba社内事例)
・ユーザーを引き込むUIデザイン考
【統計/データマイニング】
・単純パーセプトロンって何?~線型識別器の基本のき~
・今日からあなたもアナリスト!~Rで学んで実践するデータマイニング~
・Cyberagent マーケティング&アナリティクス勉強会※5 シリーズ
など他にも様々な勉強会が開催されております。
※4・・・http://frontrend.github.io/
※5・・・http://ameblo.jp/ca-marketing/
現在では、さらにターゲットの差別化を行い
コンテンツの最適化を進めて計画しています。
■今後
参加した社員より、
・部門を越えた同じ職能の社員同士で情報交換ができる機会である
・後日復習できる環境があるのでペースに併せられる
・プロジェクトの事例を知る事ができて刺激がある
などの声もあり
今後も Skill U Friday を拡充し、
より高品質なサービスを生み出せる環境を築いて参ります。